股関節のリハビリ① バードアンドドッグ、キャットアンドドッグ

FAI

以前の記事でFAIに対しては体幹筋力訓練が大事だとお話いたしました。

FAIでは股関節、骨盤が固くなっていることが多いです。

また股関節だけではなく、上半身もかたくなっており、その結果体がうまく使えなくなっています。

そのため体幹を鍛える、だけではなく、体幹をやわらかくするようなトレーニングも大事になってきます。

今回から何回かに分けて、FAIやその他股関節の痛みに対して有用なリハビリテーションを紹介していきたいと思います。

キャットアンドドッグ

四つん這いのまま背中を丸めたり、そらしたりする運動です。

これをすることにより骨盤や背骨がやわらかくなります。

また肩甲骨をよせるようにすることで上半身のトレーニングにもなります。

このトレーニングは股関節の専門家のほとんどの方が取り入れていますのでとても重要なトレーニングです。

こちらもDr Jimmy先生のYouTubeに詳しく書いております。

コツは肩甲骨をよせること、骨盤の動きを意識することです。

バードアンドドッグ

キャットアンドドッグの後に、片手をよつんばいのまま前に出します。

この時に前に出した手のひらは上に向けるようにします。

つづいて前に出した手と反対の足をうしろにのばします。

この動作を10回ほどくりかえします。

これにより骨盤、背骨の動かしやすさだけではなく

前鋸筋、腹斜筋、腹横筋、腰部多裂筋といった筋肉を鍛えることができます。

まとめ

本記事では、FAIや股関節痛のリハビリトレーニングのうちもっとも重要なものの1つである、キャットアンドドッグバードアンドドッグについて解説しました。

最後まで読んで頂き大変ありがとうございます!

北陸股関節外科医

北陸の整形外科医であり股関節を専門にしています。股関節鏡治療、人工関節治療を得意としています。学位取得後にイギリスに留学し最先端の股関節温存治療を学んできました。
・医学博士
・日本整形外科学会専門医、リウマチ認定医
・人工関節認定医

北陸股関節外科医をフォローする
FAIリハビリ
北陸股関節外科医をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました