イギリスケンブリッジ留学記①

留学

私は股関節鏡手術を学ぶために1年間イギリスのケンブリッジ大学病院であるアデンブルックス病院へ留学していました。留学に行きたいと考え始めてから、

どのような流れで留学したのか

留学前にどのような準備をしたのか

英語の勉強は?

留学中の体験や苦労

などを少しずつ、そしてできる限り詳細にお話しできればと思います。

私自身留学前、そして留学中にいろんな人の留学ブログを探しました。そして先人の体験談がなによりも役に立ったため、私自身もこれから留学する人のお役に立てればと思い記事を書かせて頂きます。

どのような流れで留学したのか

私が留学したいと考え実際に動き出したのは留学する1-2年ほど前でした。

私の大学には股関節鏡手術を行っている人はいませんでしたので、股関節鏡治療の第1人者の先生がいる病院に何度か手術見学をさせて頂いていました。

その方は海外でも大変有名な先生であり、海外からのフェローを受け入れたり、また若い先生を海外の病院へ紹介したりされておりました。

その先生のもとにケンブリッジ大学の高名な先生から

I am writing to you to find out if you have any suitable person who would like to come to the Cambridge for Fellowship. 

というメールの文章が来ていました。これはケンブリッジに来たがっているいい人はいないか、という内容です。

ぜひ行きたいとすぐに手を挙げて幸いにもご紹介して頂くことができました。

その先生には今も感謝しかありません。

インタビュー

紹介して頂いたはよいものの、リサーチフェローであり、ただ見学するだけではなく何かしら仕事や研究をしなくてはなりません。そのため英語での面接が2回ありました。当時は(今もそんなに)全く英語を話せませんでしたので、この面接は本当にひどいものでした。

なにか課題を出されたのですが、その課題が何かすら当時の私は分からなかったのです笑

幸い後日メールで教えて頂くことができました。課題はあるテーマにかんしてレビューをしなさいという内容でした。面接で地に落ちたであろう評価を取り戻そうと必死で論文を検索して、レビュー論文のようなものを作成しました。

その内容がよかったのか悪かったのか、何とかOKをもらうことができ、晴れて留学をするための第1歩を踏み出すことができたのでした。

このまますんなり留学できたらよかったのですが、この後医局からお許しをもらうという1大イベントがあります。それはまた後日お話させて頂きたいと思います。

以上留学記その1でした。

北陸股関節外科医

北陸の整形外科医であり股関節を専門にしています。股関節鏡治療、人工関節治療を得意としています。学位取得後にイギリスに留学し最先端の股関節温存治療を学んできました。
・医学博士
・日本整形外科学会専門医、リウマチ認定医
・人工関節認定医

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