イギリスケンブリッジ留学記②

留学

前回ケンブリッジ大学病院への招待を頂くことができたお話をさせて頂きました。

その後出国までにあった出来事についてお話させて頂きたいと思います。

医局から許可をもらう

留学するとなると病院から医師が一人いなくなるため医局に(教授に)お願いをしないといけません。

さっそく教授にお願いをしに行ったのですが、同時期に海外留学している人が多かった都合上、すぐには認めてもらえませんでした。

その旨を留学先にも伝えたところ、こちらとしてはすぐに来てほしい、というお返事を頂き、まさに板挟みの状態となってしまいました。

あらためて教授とお話させて頂いたところ、私の留学に対する情熱を汲んでくださり、留学の御許可をいただくことができました。

医局の人事も大変であったにもかかわらず、寛大な対応をして頂いた当時の教授には感謝しかありません。

ビザ取得

3か月前になるとイギリスビザの取得に動きました。

私が取得したビザはVisitor visaのacademic visitorでした。

6か月以内となっていますが1年にも延長可能でした。

Visit the UK as a Standard Visitor
Visit the UK as a Standard Visitor for tourism, business, study (courses up to 6 months), medical treatment and other ac...

ビザの取得に必要な書類が大量にあり、また英語に翻訳する必要がありましたのでかなり早めに動かないと直前に焦ることになります(留学あるある)。

必要なものとして

パスポート

オンラインビザ申請書(UK Visa and Immigration – Gov.ukサイトで申請)

訪問目的を証明する書類

  • イギリスの大学や研究機関からの正式な招待状

経済的証明

  • 銀行残高証明書、入出金証明書(直近3か月分)これは英語で発行してもらう必要があります。地方銀行で、日本語で発行してもらったものを英語翻訳会社に英語にしてもらいました。英語翻訳はくまざさ社さんhttps://english-cvs.kumazasa.co.jp/にお願いしました。
  • Sabbatical certificate(大学勤務などの場合)

滞在予定の詳細

  • 宿泊施設の予約確認書(ホテル予約、大学宿舎の証明書など)
  • 航空券の予約(私は事前に予約しましたが、もしビザが間に合わなかった際に焦らないように変更可能なものにすればよかったと思います)

学術的背景を証明する書類

  • 医師免許 (英語) 厚生労働省に申請をする必要があります。
  • 学位記 (英語)
  • 英文の履歴書(CV)学歴、職歴、研究活動の概要を記載

その他住民票犯罪歴証明書も準備しました。犯罪歴証明書は不要でしたが、留学先の病院で提出を求められたのであったほうがよいと思います。

ビザの申請は予約が必要であり、その予約も混んでいるため早め早めに動いたほうが良いと思います。

ビザ申請センターは東京と大阪にあるようであり、私は東京に行きました。

ビザの書類はオンラインで登録しますが、念のためプリントアウトしたものを持参しました。

またビザの申請後ビザが届くまで4-6週間ほどかかります。

お金はかかりますが、少しでも焦らないようにpriority serviceを申請した方がわたしはいいと思います。

車の売却

車を1年間おいておくことができなかっため売却しました。

査定はディーラーといくつかの中古車専門店にお願いしたのですが、なんとその中にその後話題となる某B社がありました。たしかに態度がわるく恐怖を感じたため地元の中古車店に売却しました。

イギリスでの住居探し

Rightmove(https://www.rightmove.co.uk/)を使って住居を探しました。20件以上の物件にメールを送り、現地に着いてすぐに下見ができるように手配しました。このアパート探しの苦労もいつかお話ししたいと思います。

まとめ

以上留学出国までに行ったことでした。

留学は準備もかなり大変になります。私のつたない経験が少しでも参考になれば幸いです!

北陸股関節外科医

北陸の整形外科医であり股関節を専門にしています。股関節鏡治療、人工関節治療を得意としています。学位取得後にイギリスに留学し最先端の股関節温存治療を学んできました。
・医学博士
・日本整形外科学会専門医、リウマチ認定医
・人工関節認定医

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